「あー、続いての例文。わかる奴。誰かわかる奴居ないか?」
「……。」
「じゃあ、飯島。おい!飯島!」
「紗栄子。呼ばれてるぞ。」
「え?は、はい。分かりません。」
「なーに、ボーッとしとるか。じゃあ、片山。」
「この道を真っ直ぐ行くと、突き当たるから左に曲がって、交差点を右折すれば、目的地に着きますよ。」
「よし。良くできた。」
「次の段を、山下。」
「ありがとうございます。これで、目的地に…….」
「なあ、紗栄子。さっきのこと気にしてんのか?もしかして、両思いなんじゃ?」
「ファッキュー!」
中指を突き立てて紗栄子が立ち上がる。
一同は、呆気にとられた。
「馬鹿もーん!何がファッキューだ!どこにそんな文句が書いてある?!」
「すみません!つい。」
「何がついだ。廊下に立ってろ!河村、貴様もだ!」
「何で俺まで?」
「あはははははは。」
教室に、笑いが立ち込める。
to be continued……
Like 0
西川さま
たのしい作品の投稿ありがとうございます!
投稿する際に、
「古今無双我流の小説」
というカテゴリーにチェックを入れていただければ、
西川さまの固定ページ
<古今無双我流>
のページに、投稿が反映されるように設定しております。
もし操作方法がわからなければ、にゃんくが編集しますので、これまで通りでもだいじょうぶです。
またよろしくお願いします。
分かりました。トライしてみます。