百花繚乱2 〜ファッキュー〜

「あー、続いての例文。わかる奴。誰かわかる奴居ないか?」

「……。」

「じゃあ、飯島。おい!飯島!」

「紗栄子。呼ばれてるぞ。」

「え?は、はい。分かりません。」

「なーに、ボーッとしとるか。じゃあ、片山。」

「この道を真っ直ぐ行くと、突き当たるから左に曲がって、交差点を右折すれば、目的地に着きますよ。」

「よし。良くできた。」

「次の段を、山下。」

「ありがとうございます。これで、目的地に…….」

「なあ、紗栄子。さっきのこと気にしてんのか?もしかして、両思いなんじゃ?」

「ファッキュー!」

中指を突き立てて紗栄子が立ち上がる。
一同は、呆気にとられた。

「馬鹿もーん!何がファッキューだ!どこにそんな文句が書いてある?!」

「すみません!つい。」

「何がついだ。廊下に立ってろ!河村、貴様もだ!」

「何で俺まで?」

「あはははははは。」

教室に、笑いが立ち込める。

to be continued……

百花繚乱2 〜ファッキュー〜」への2件のフィードバック

  1. 西川さま
    たのしい作品の投稿ありがとうございます!
    投稿する際に、
    「古今無双我流の小説」
    というカテゴリーにチェックを入れていただければ、
    西川さまの固定ページ
    <古今無双我流>
    のページに、投稿が反映されるように設定しております。

    もし操作方法がわからなければ、にゃんくが編集しますので、これまで通りでもだいじょうぶです。
    またよろしくお願いします。

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