ためらいの昼ドラ体重計を読んだ人の感想

編集/にゃんく

 

山城窓さんの作品は好評です。
今回は、新作『ためらいの昼ドラ体重計』

投稿が見つかりません。

を読んだ人の感想をアップロードしたいと思います。
ぼくは、小説を読んだ人の感想を聞くのも好きです。皆様にも参考になるかもしれないと思いました。

海野凛久さんの感想

『今回拝読させていただいた作品ですが、これはまた前回(神宮ハロウィン)のものとだいぶ違うテイストで、ホラーの作品と言う訳では無いのに、途中で背筋がゾクっとするような感覚がありました。
恋敵を体重計に貼り付けてしまう、と言うのは、日常の中に潜む狂気を表現してるのだと思います。
そしてそこから続く女性2人のやりとりは、非現実的な感じがするにも関わらず、迫力があって、いい意味で「怖かった」です。
最終的に、足が体重計から離れ2人の女性が諦めにも似た理解を示し合う展開は、満ちていた狂気を一掃してくれました。
拍子抜けする人もいるかもしれませんが、これはこの展開だからこそ、前段階の「恋に落ちた女の狂気」が際立つのだと思います。
死んだ人間よりも、生きて居る人間の方が何倍も恐ろしいけれど、わかり合えることもあるのだな、と感じる作品でした。
ドキドキしながら、楽しんで拝読させて頂きました。
今回の作品も、短編ながら迫力ある作品で、とても素晴らしかったです。』

 

匿名様の感想

『体重計に接着剤が塗られていて、それに乗った玲奈の足はくっついて離れなくなってしまった。
それをやったのは従姉妹で同居人の沙織で、理由は玲奈と婚約した健治を自分のものにするため。しかし、沙織の話によれば健治は自分を認め、自分を抱き、ためらい傷を見ても優しい言葉をかけてくれたと言う。本当だったらその健治という男は婚約者がいるにも関わらず、従姉妹に手を出したということになる。結局玲奈は体重計にくっついた足を切ることは出来なかったが、
5日後には無事に足は体重計から離れた。最初はどんな話かと思いましたが、まさか体重計に接着剤という展開に驚きました。話を読み進むにつれて「あっ、確かに昼ドラっぽい」と思いましたが、「なんで体重計に接着剤なんか塗ったんだ?」と疑問に思うところもありました。
あと最後のセリフ部分を読んだ時、「バカバカしいなら最初っからするなよ」って突っ込みたくなりました。ですが、それは後から考えたら馬鹿馬鹿しかったって言う意味なのかもしれません。』

 

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