『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない』映画レビュー~「今オレの頭のこと何て言った?!」

 

writer/K・Kaz

 

 今回は、話題の邦画『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない』をご紹介したいと思います。

 

STORY

 

 広瀬康一は、杜王町にある高校に転校してきた転校生です。広瀬は、登校途中に、不良2人にからまれます。
 金をまき上げられそうになったとき、たまたま同級生の東方仗助が通りかかります。仗助は、いったんはその場を立ち去ろうとします。しかし、髪形をけなされた瞬間に、仗助はブチ切れ、生命力が実体化した「スタンド」(クレイジーダイヤモンド)を操って不良たちを一瞬で倒してしまいます。庚一はスタンド使いではないためスタンドは見えませんでしたが、仗助のことが気にかかりはじめます。

 

 ある日、杜王町に一人の男がやってきます。彼の名は空条承太郎。スタープラチナというスタンドの使い手です。空条承太郎には、二つの目的がありました。
 1つは、東方仗助が祖父の隠し子であることを本人に伝えること。
 もう1つは、杜王町に潜んでいるスタンド使いが仗助を狙っていることを伝えるためでした。
 しかし、仗助がコンビニ強盗を捕まえてしまったために、凶悪犯のスタンド使い・片桐安十郎(アンジェロ)に目を付けられてしまいます。
 実は、コンビニ強盗はアンジェロのスタンドに操られていました。知らないうちに仗助はアンジェロの邪魔をしていたのです。
 執念深いアンジェロは、次のターゲットを邪魔者の仗助に決めます。

 

 承太郎の警告により、仗助が警戒していると、アンジェロのスタンドが、飲み水に化けて襲ってきます。が、仗助は、それをうまく瓶に閉じこめます。しかし、少し目を離したすきに逃げられてしまいます。
 さらに、仗助は、祖父・良平を殺され、怒りは頂点に達します。
 再び襲ってきたアンジェロを、今度はクレイジーダイヤモンドの能力で岩と同化させ、二度と悪事ができないようにします。
 そして、仗助は、スタンド能力を目覚めさせる弓矢を使ってアンジェロをスタンド使いにした虹村形兆の存在を知るのでした

 

 


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REVIEW

 

 30年続く超人気少年漫画の実写化作品です。
 さまざまな能力を持った「スタンド」や、独特なファッションの登場人物たちが、どのように実写化されるかを楽しみにして見ました。
 実際、思っていた以上に原作に忠実に作られており、独特な物語の世界に入りこむことができました。

 また、祖父・良平の遺志を継いで杜王町の人たちを守ると仗助が決意する場面や、形兆が弟や父親を大切に思う気持ちが垣間見えるシーンが入ることで、胸にグッと響く作風になっていました。

 

 残念ながら、原作や前後の話(ちなみに本作は原作で言うと第4部です。それ以前にジョナサン・ジョースターが主人公の第1部、ジョゼフ・ジョースターが主人公の第2部、空条承太郎が主人公の第3部があります)を知らないと分かりにくい部分があることは否めません。しかし、たとえこの映画だけでも十分にアクションシーンなど満載で、予備知識が無くても楽しめるものになっていたと思います。

 

 評価は、少し厳しめで星3.5とさせて頂きます。

 

 

K・Kazのこの映画の評価3.5

 

 

監督/三池崇史
製作国/日本
公開/2017年8月4日
原作/荒木飛呂彦「ジョジョの奇妙な冒険 Part4 ダイヤモンドは砕けない」
上映時間/118分
出演/山﨑賢人
神木隆之介
小松菜奈
岡田将生
新田真剣佑
観月ありさ
國村隼
山田孝之
伊勢谷友介

 

 

 

writer/K・Kaz

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