『きっと、うまくいく』CINEMA REVIEW~3バカトリオが巻き起こす、とんでもない大騒動!

 

writer/K・Kaz

 

今回は、インド映画『きっと、うまくいく』のレビューをおとどけします。
公開当時、インド映画歴代興収NO.1の話題の作品です。
スティーヴン・スピルバーグ監督が、「3回も観るほど大好き」と絶賛している作品でもあります。
どういうストーリーなのでしょうか?

 

STORY

 

行方不明だったランチョーが街に戻ってくると聞き、友人のファランとラージューは母校で落ち合います。
10年前、ランチョーとファランとラージューは、インド屈指の難関工科大学ICE(Imperial College of Engineering)の寮でルームメイトでした。落第ギリギリのファランとラージューに対し、ランチョーは、成績優秀で真っすぐな性格。

ランチョーは、異議があれば、
「教科書に書いてあることが絶対」
という学長にすらご意見します。

ランチョーは、学長に目の敵にされながらも、大好きな勉強にひたすら打ち込み、周りに困っている友人がいれば躊躇なく力を貸します。
その前向きでいかなる困難も打ち破ってゆく態度は、実はエンジニアではなく写真家になる夢を父親に言い出せないファラン、家族の生活を背負っているため常にプレッシャーを感じているラージューの親友2人の人生さえも変えてゆくことになります。
しかし、2人が10年ぶりの再会を心待ちにしながらランチョーを探すうち、ランチョーには大きな秘密があったことを知るのでした……

 

REVIEW

 

上演時間171分と長いですが、ボリウッド映画らしい、歌あり、ダンスあり、笑いありで楽しく見ることができます。ただ笑うだけでなく、インドが抱える教育や、自殺の問題も扱っていて、シリアスな場面もあって、考えさせられる部分もあります。
主人公・ランチョーのキャラクターは、他に類を見ないほどに真っすぐで、ポジティブで、絵に描いたような好青年です。見ていて胸がスッキリします。
「人生は自分で切り開くもの。色々あるけど、捨てたものじゃないよね!」
と思わせてくれる、元気がでる作品です。

 

本作品の評価は星4つとさせていただきます。

 

 

 

K・Kazのこの映画の評価4

(本ブログでの、レーティング評価の定義)

☆☆☆☆☆(星5) 93点~100点
☆☆☆☆★(星4.5) 92点
☆☆☆☆(星4) 83点~91点
☆☆☆★(星3.5)80点~82点
☆☆☆(星3) 69点~79点)

 

 

監督/ラージクマール・ヒラーニ
製作国/インド
公開/2009年12月25日
出演者/ アーミル・カーン
上映時間/171

 


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レビュー執筆者紹介

writer/K・Kaz

石川県在住の男性です。
週末には、映画を5~7本ペースで観ていらっしゃるそうです。
にゃんくがリクエストした映画は、ほぼ全部見ているという、すごい方です。
淀川長治さんが生きていれば、互角以上の戦いができるのは、きっとK・Kazさんだけでしょう。

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