『ロック・ユー!』CINEMA REVIEW「決闘血が上がる。」

 

writer/K・Kaz

 

 

今回ご紹介したいのは、2001年に公開された洋画『ロック・ユー!』です。

 

 

STORY

 

14世紀のフランス・イングランドでは、貴族や騎士しか参加できない馬上槍試合が盛んに行われていました。

試合中に死亡した騎士エクター卿の身代わりとして、身分を偽って、馬上槍試合の世界に飛びこんだ従者の平民ウィリアム。

見事に勝利を収めたウィリアムは、騎士としての立身出世を目ざし、二人の仲間ローワン、ワットと共に、一月後ルーワンで開かれる大会への出場を決意します。

旅のなかで、ジェフリー・チョーサーを名乗る作家を道連れとし、ルーワンでは女鍛冶師ケイトを仲間に引き入れ、ウィリアムは「リキテンスタイン卿」を名乗って大会に挑みます。

ウィリアムは、次々と敵を下して勝ちすすんでいきます。

宿敵アダマー卿に敗北を喫するも、貴婦人ジョスリンとの恋、そしてエドワード黒太子との出会いを経て、ウィリアムは大きく成長していきます。

しかし、アマダ―卿は、ウィリアムの素性に疑問を抱き、偽物ではないかと素性を探りはじめるのでした。

 

REVIEW

 

中世を舞台にした歴史物かと思いきや、音楽にロックが取り入れられているなど、現代的な要素がたくさんあり、歴史ものの作品が得意ではない人も、楽しんでみることができると思います。

中世と現代が入り混じっているものの、ストーリーは直球で、友情や反骨精神、正しいと思うことを貫きとおす折れない心、が詰まっていて、胸がスっとする、気持ちがいい作品になっています。

マイナーですが、劇場で見た後に「いいものに出会えたなぁ」と嬉しくなった作品で、是非多くの人に見てもらいたいです。

 

 

K・Kazのこの映画の評価4,5

 

(本ブログでの、レーティング評価の定義)

☆☆☆☆☆(星5) 93点~100点
☆☆☆☆★(星4,5) 92点
☆☆☆☆(星4) 83点~91点
☆☆☆(星3) 69点~82点)

監督/ブライアン・ヘルゲランド
出演者/ヒース・レジャー
シャニン・ソサモン

公開/2001年
上映時間/132分
製作国/アメリカ

 


ロック・ユー! [Blu-ray]

 

 

writer/K・Kaz

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です