『RANMARU 神の舌を持つ男~鬼灯デスロード編』~「今世紀最大の?温泉ギャグミステリー」

 

 

writer/K・Kaz

 

 

 

今回は、邦画『RANMARU 神の舌を持つ男~鬼灯デスロード編』をご紹介させていただきます。

 

 

STORY

 

 

朝永蘭丸は、舐めただけで対象物の成分が全て分かってしまうという驚異の舌を持っています。

彼は、一人旅の山形の奥地・鬼灯村で行き倒れていたところを、村民たちに助けられます。

蘭丸は、そこで人工呼吸をして救ってくれた村の女医・武田竜胆(リン先生)に恋をしてしまいます。

蘭丸は、その舌の鋭さゆえに、女性とキスすると気持ちが悪くなってしまうのですが、何故かリン先生には嫌悪感を持たずにキスできるのでした。

何とかリン先生の近くにいたいと、三助(さんすけ)として(*三助とは、公衆浴場で垢すりや髪 すきなどのサービスを行う男性のことをいいます)、村の旅館・菩辺美庵(ぼへみあん)で働くこととなります。

おりしも、かつて蘭丸と旅をしていた、無駄にテンションが高い2時間サスペンスマニアの古美術商・甕棺墓 光(かめかんぼ ひかる)と、宮沢賢治を愛好し、毎回賢治の作品を朗読したり、その生涯に関するうんちくを語ったりする謎の中年・宮沢寛治も、鬼灯村に迷い込み、蘭丸との再会を果たします。

再会を喜んだのもつかの間、彼らは例によって例のごとく、造り酒屋の跡取り息子が死んだ事件に巻き込まれてしまいます。……

 

 

REVIEW

 

蘭丸、光、寛治が温泉を回って事件を解決するドラマ「神の舌を持つ男」の映画化です。

コメディ調で、ふざけているように思いながら、実はちゃんと謎解きをして時々深い話もしています。

ドラマの視聴率が芳しくなかったという噂を聞きましたが、私はコメディもサスペンスも好きなので、思い切り笑えて謎解きも出来る本作品は結構楽しめました。

今回は、村の地下水が重要なカギを握っています。

映画の終盤で、蘭丸が、
「世界はこれからもっと水不足になります。日本の地下水は外国から引く手数多(あまた)になりますが、地下水に関する法律がありません。今の内に法整備を進めないと外国からいいようにされてしまいます」
と語るシーンは思わず考えさせられてしまいました。

「ありえないだろう、こんな話」

と思うようなハチャメチャなストーリーですが、謎解きもちゃんと作り込まれていて面白かったです。

評価は星3.5とさせていただきます。

 

 

(本ブログでの、レーティング評価の定義)

☆☆☆☆☆(星5) 93点~100点
☆☆☆☆★(星4,5) 92点
☆☆☆☆(星4) 83点~91点
☆☆☆(星3) 69点~82点)

 

 

 


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writer/K・Kaz

 

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