クロノトリガーを借りパクした上に、ソフトの裏にかっこつけてMasaと書いた少年がいた。級友たちは彼を罪人として扱い、いつも大らかに給食を食べる坂下先生に糾弾を求めた。
先生、まさは泥棒だよ! 今から罰としてあいつに石をぶつけます!
先生どうしますか!
オレのデータを消してるし、マールにおまるとか変な名前つけてるよ!
生徒たちはそれぞれ両手に石を持ち、この件に興味がない者は石でキャッチボールをしていた。
「ではあなたたちの中で、缶蹴りで鬼を泣かせたことがない者だけ、まさに石をぶつけなさい」
坂下はそう告げ、生徒たちに自問を求めた。
えっ
あっ・・・
・・・あるよ
「過去に罪がない者は、まさに石を投げてください」
これを聞くと、一人ずつまさの周りの生徒たちは去っていった。この件に関係のない者たちは、石で変化球が投げられるか試していた。
まさはけっこう泣いていた。普通にちょっとアホなタイプだった。
坂本はまさに近づき、「私もあなたを罰しない。どうせ魔王を倒しちゃったでしょうが、ソフトはお返ししてください。今後は罪を犯さないように」と言った。
まさは「はい」と言い、同様に返してないレッドアイズのカードを差し出した。
Like 3+
おひさしぶりのご投稿ありがとうございます。
面白いです。次回のご投稿楽しみにしています。