writer/にゃんく
三木谷浩史著『楽天流』を読みました。
楽天市場からはじまり、楽天証券、楽天銀行などを設立。さらには、携帯事業にも参入を表明した。
1997年に会社を設立してから、わずか20年あまり。
さらに成長を加速する楽天経済圏は、どこに向かうのか?
三木谷氏は、楽天株式会社の社長兼代表取締役です。
ジュンク堂に行って、「経済関係の本で、何か役に立ちそうで面白そうな本ないかな?」と探していたところ、目にとまった一冊でした。
この本を読むまでは、三木谷氏のことや楽天のことなども、あまり知りませんでした。
が、この本を読むと、一気に好きになりました。考え方とか。
まず、三木谷氏が高校時代、テニス部に所属していたこと。
ぼくもテニスをやっていたので、同じだな、と。
そして、「球拾い」の慣習があったことも、同じでした。
「球拾い」っていうのは、高校二年生以上の上級生が打つ球を、一年生が拾うことです。ぼくの学校では、一年生は、上級生の球を拾うばっかりで、コートで打つことはできませんでした。
ぼくも、この慣習は大嫌いでした。誰がいったい考え出したんだろう? と思ってました。
そして、三木谷氏がすごいなと思うのは、テニス部でキャプテンになって、自分が上級生になったら、この「球拾い」の慣習を止めさせたこと。
三木谷氏の改革の姿勢は、こんなところから始まっていたのだな、と思いました。
報道などでもご存じの方もいるかもしれませんが、楽天は、社内の公用語を「英語」に統一することを発表して、世界的なニュースになりました。
この本の中でも、社内の公用語を「英語」にしたときの顛末などが書かれていて、興味深いです。
楽天の幹部級の人たちの中にも、社内で英語しか使っちゃいけないと言われ、その後、会議などで英語を使わなければならないシーンがやってきたとき、四苦八苦していた様子などが書かれています。
なぜ社内で使う言葉を「英語」にしなくちゃならないのかなどは、本の中に書かれていますので、興味のある方は読んでみてください。
にゃんマガも、英語版サイト
https://nyankorogari.net/en/
を併設しました。
英語の記事をアップロードしておくことで、すでに、外国からの閲覧がされています。
アクセス解析を見ると、英語圏の国はもちろん、タイなどいろんな国からもアクセスがされていることが確認できています。
英語の力ってすごいなと感じました。
実は、にゃんマガの英語化に関しては、三木谷氏のこの本を読んでから、媒体の英語化も必須だなと思ったから実行したことです。
この本を読まなかったら、にゃんマガはいまだに日本語バージョンだけだったかもしれません。
改革しながら、世界中の人や文化と交流し、世の中をよくしていく。
改革者の姿勢がすばらしいです。
一読する価値のある本だと思います。
↑こちらから購入できます。
記事執筆者紹介
にゃんく
にゃんころがりmagazine編集長。
X JAPANのファン。カレーも大好き。
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