『ローグ・ワン』映画レビュー~「希望は、死なない――」

 

writer/K・Kaz

 

 

今回は、洋画『ローグ・ワン』のレビューをおとどけします。(ネタバレあり)

 

STORY

 

農園で静かに暮らすゲイリン・アーソの元に、帝国軍のクレニック長官がやって来ます。
ゲイリンは元・帝国軍で兵器を開発していた科学者で、最終兵器の完成を焦っているクレニック長官が、彼に力を貸せと迫ってきたのでした。

再び帝国軍に戻ることを拒むゲイリンは、密かに妻・ライラと娘・ジーンを逃がそうとしますが、ライラは娘を逃がす為に囮となって捕まり、見せしめに殺されてしまいます。
一方・ジーンは帝国軍の追跡を何とか逃れ、反乱軍の兵士・ソウ・ゲレラに救われます。
数年の月日が流れ、文章偽造や窃盗、暴行の罪で捕らわれていたジーンは、反乱軍に助け出され、自由になる代りにソウ・ゲイラに会って帝国軍の最終兵器「デス・スター」の情報を手に入れるよう命じられます。

最初はしぶしぶだったジーンですが、やっと面会出来たゲイラから見せられたデス・スターの情報として見せられたのは、死んだと思っていた父・ゲイリンからのホログラム映像でした。
ゲイリンは、家族を奪われた復讐として自分が設計したデス・スター内に故意に弱点を仕掛けたと告げます。
父の代わらない愛を知ったジーンは彼に会う為、反乱軍の兵士・キャシアン大尉、元帝国軍のアンドロイド・K-2SO、脱走した帝国軍のパイロット・ボーディ、帝国軍に滅ぼされた寺院を守っていた盲目の兵士・ベイルートとその相棒・ベイズと共に帝国軍の兵器開発が行われている惑星イードゥへ向かいますが、キャシアン大尉と反乱軍の連絡ミスによりイードゥへの攻撃が始まってしまいゲイリンは爆発に巻き込まれ亡くなってしまいます。
ジーンは、父の遺志を継ぐためにデス・スターの設計図を奪取しに惑星スカリフに向かいます。

 

 

REVIEW

 

スター・ウォーズシリーズのスピンオフである作品ですが、フォースやライトセイバー、ジェダイは殆ど出てきません。
登場するのは反乱軍や帝国軍からはみ出したアウトローな立場の人物ばかりで、単純な善悪だけの話ではなく、戦闘のドロドロした汚い部分や政治的な駆け引き、民主主義の窮屈さも描かれています。

今回は偉大なヒーローが活躍するというよりも、名もなき兵士たちが命懸けで使命を全うして希望をつないでゆくというストーリーで共感しやすく、

「ガンバレ、ガンバレ!」
と胸を打つものがありました。楽しみにしていた甲斐があったように思います。

難を言えば、これまでのスター・ウォーズシリーズに繋がるシーンが幾つも出てきてワクワクするのですが、逆に言えば、あまり見ていない人には分からない部分も多いように感じました。

今回の評価は星4とさせて頂きますが、これまでのスター・ウォーズをどれだけ見ているかで星4.5や5と感じる人もいれば、3.5程度にしか思えない人もいるかもしれません。

 

 

 

k・kazのこの映画の評価4

(本ブログでの、レーティング評価の定義)

☆☆☆☆☆(星5) 93点~100点
☆☆☆☆★(星4,5) 92点
☆☆☆☆(星4) 83点~91点
☆☆☆(星3) 69点~82点)

 

 

writer/K・Kaz

 

 

 


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