『ロッタちゃん はじめてのおつかい』映画レビュー~「おつかいだってゴミ捨てだって、何でもできるの」




writer/K・Kaz


今回は、キュートで、ふくれっ面の天使が活躍するスウェーデン映画、『ロッタちゃん はじめてのおつかい』のレビューをおとどけします。

まずは、『ロッタちゃん はじめてのおつかい』のストーリーからご紹介します。


STORY


ニイマン一家の5歳の次女ロッタちゃんは、小生意気だけれど、とびきりキュートな女の子。
ロッタちゃんは、お兄さんやお姉さんと遊びたがり、背伸びをしたがる女の子です。素直に甘えられずに、
「なんでママは気づかないのっ!」
と怒り、せっかく買ってもらったセーターを切りきざんで、お隣に家出してしまったりします。でも周りの人たちは、プリプリ怒る姿も可愛らしいロッタちゃんのことが大好きで、いつも温かく見守ってくれています。

ある日、お父さんがクリスマスにモミの木を買い忘れてしまいます。そんな時も、お兄さんとお姉さんは、ただ落ち込むだけでしたが、ロッタちゃんは、一人で何とかしようと家を飛び出し、持ち前の負けん気で素敵な奇跡を起こそうとします。……


REVIEW


主人公のロッタちゃんは、映画によく出てくるような可愛らしく無邪気な女の子ではなく、ちょっとわがままで口も悪く、気に入らないことがあるとすぐに癇癪を爆発させてしまいます。しかし、何でもできて、学校にも通っているお兄ちゃんとお姉ちゃんのことを心の底ではうらやましく思っていて、しょっちゅうお兄ちゃんとお姉ちゃんの真似をしています。そこがまた可愛らしく思えてきます。

きっと、自分の小さい頃や、自分の周りの女の子を思い浮かべて、
「こういう事あるある」
と共感できると思います。本人は一生懸命に何とかしようと、背伸びをして頑張っているので、その姿にホッコリと笑顔になって心癒されること請け合いです。


K ・Kazのこの映画の評価4

(本ブログでの、レーティング評価の定義)

☆☆☆☆☆(星5) 93点~100点
☆☆☆☆★(星4.5) 92点
☆☆☆☆(星4) 83点~91点
☆☆☆★(星3.5)80点~82点
☆☆☆(星3) 69点~79点)

監督/Johanna Hald
製作国/スウェーデン
公開/1993年9
出演者/ グレテ・ハヴネショルド
マルティン・アンデション
原作/童話作家、アストリッド・リンドグレーン


執筆者紹介

writer/K・Kaz



石川県在住の男性です。

週末には、映画を5~7本ペースで観ていらっしゃるそうです。

にゃんくがリクエストした映画は、ほぼ全部ご覧になっていらっしゃるという、すごい方です。

淀川長治さんが生きていれば、互角以上の戦いができるのは、きっとK・Kazさんだけでしょう。



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