『相棒 首都クライシス 人質は50万人!特命係 最後の決断』映画レビュー

 

writer/K・Kaz

 

 

 

 

今回は、『相棒 首都クライシス 人質は50万人!特命係 最後の決断』のレビューをおとどけします。
まずは、ストーリーからご紹介します。

 

 

STORY

 

 

7年前、駐英日本領事館で集団毒殺事件が発生しました。生き残った領事の娘は、国際犯罪組織バーズに誘拐され、そのまま消息が分からなくなり、事件は迷宮入りしました。

 

現在、特命係の杉下右京と冠城亘は、国際犯罪組織バーズを追って来日した国連犯罪情報事務局の元理事マーク・リュウに同行することになります。

捕らわれた同僚のモリスを救出に向かいますが、間一髪、殺害された後でした。

その直後、7年前に誘拐された少女の現在の姿の動画が公開され、犯行グループは身代金を要求してきます。

身代金は700万ユーロ。拒否すれば、
「大勢の人々が見守る中で、日本人の誇りが砕け散るだろう」
との脅迫付きでした。

それと同時に、タイで起きた無差別テロ事件で被害者となった日本人の1名の遺体が日本に到着してから行方不明になったという一報が入ってきます。

右京は、冠城を現場へと急行させ、自身はリュウと改めて会食へと出かけます。

ところが、会食に出かけたレストランで、リュウが突然苦しみだします。

慌てて右京が介抱すると、同じビルで30名ほど倒れている人間がいるという報告が入りました。

警視庁はこれをバーズによるデモンストレーションであるとみて、誘拐事件であると同時にテロ事件としての捜査がはじまります。

右京は捜査本部とは別に、マークの同僚・モリスが亡くなる寸前、リュウに調査しろと言い残した「アマガイカツノリ」という日本人名について調べはじめるのでした。

 

 

 

REVIEW

 

言わずと知れた、大人気ドラマシリーズ「相棒」の劇場版です。

バーズは何故、7年たってから要求を突きつけてきたのか。

「日本人の誇りが砕け散るだろう」とはどういう意味なのか。

「アマガイカツノリ」とは誰で、今回の事件にどう関わってくるのか。

様々な謎が交錯し、緊張感あふれる展開の連続で思わず手に汗握るサスペンスとなっています。

右京は、今回も冷静に捜査を進めてゆきますが、終盤では感情的になる部分もあります。

それほどに根が深く、長いあいだに積もり続けた思いが事件を引き起こしてしまったと思いました。

バーズに右往左往させられる警察関係者の中で、唯一右京と冠城が犯人の心の内にまで踏み込めたのは、彼等だけが「事件の収拾」よりも「都民の命を助けたい」「事件の真相を探り出したい」という事を優先していたからのように思えました。

サスペンスやアクションのシーンは苦手でも、犯人の心情を追い続けていれば十分に感動できて楽しめる作品だったように思いました。

 今回の評価は、星4つとさせて頂きます。

 

 

 

K・Kazのこの映画の評価4

 

 

 

監督/ 橋本 一
製作国/ 日本
公開/ 2017年2月11日
出演者/水谷豊
反町隆史
仲間由紀恵
及川光博
石坂浩二
北村一輝
山口まゆ
鹿賀丈史
上映時間/120分

 

 


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writer/K・Kaz

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