「星の円舞曲に君を謳う(ほしのワルツにきみをうたう)」真田未彩/著
切なくも、たのしい。
悲しくも、希望にあふれている――。
真田未彩/著「星の円舞曲に君を謳う(ほしのワルツにきみをうたう)」は、ひとことで言うと、そんなふうな恋愛小説です。
物語の主人公は、カトリックミッションスクールに通う恋(レン)と、真彩(まいろ)のふたりの男の子です。
ふたりは学校内の木の下で、運命的な出会いをはたします。
はじめて出会った恋(レン)に、
「コウさん!」
と必死な形相で語りかける真彩(まいろ)。
面倒な後輩にからまれているという気持ちだった恋(レン)も、軽音部の部室にまでついてきた真彩(まいろ)の、アップライトピアノの前にすわる姿を見て、真彩のことを一目おかざるをえなくなります……。
そして、ある事件を境に、ふたりは昔実在した悲恋の物語を共有することになるのです。
「自分もこんな恋愛してみたい!」
そんなふうに思う、素敵な恋愛小説です。じーんとくること間違いありません! 最終段階で、お話のタッチがかわるところも、みどころです。
オススメ作品です。
目次
prologue「星と涙の前奏曲 ティアラス・ブレリュ―ド」
一章「薄紅の小夜曲 うすべにのセレナーデ」
二章「黒と白の交響曲 なげきときぼうのシンフォニー」
三章「響愁の歌曲 きょうしゅうのリート」
四章「薄紅の奏鳴曲 うすくれないのソナタ」
五章「白と黒の夜想曲 ひかりとやみのノクターン」
六章「郷愁の鎮魂歌 きょうしゅうのレクイエム」
epilogue「星が交わる譚詩曲 スターティング・クロス・バラード」
▽「星の円舞曲に君を謳う(ほしのワルツにきみをうたう)」真田未彩/著
4コマ漫画/いいこ
writer/にゃんく