【天才プロヂューサーとファッションデザイナー】

天才プロヂューサーとファッションデザイナー

 

 

純心温

 

 

専門学校の頃のお話です。
私の学校には音声作品といった声優さんであったり、シナリオライターに外注したりして出来上がる商品を制作している同い年の男の子がいました。
その方は勉強は中学生レベルだったんですけど、人を動かして収入を得ていることから、自分の事を若き天才プロヂューサーと称していました。
私を含めて他の学生は、自慢しがちn所から、距離をとっていました。
すると自慢する相手がいなくなって、つまらなくなったのか。
二年生になって新しく入ってきた先生に、いかに自分が凄いか。
天才かを述べていました。

そして、私はこんなに凄いのに先生はなにをしていらっしゃたんですかと質問をしたのです。

その先生の経歴は京都大学卒業でベルギー・フランス・イギリスをファッションデザイナーとして渡り歩いて、日本に帰ってきてからは東京の大手デザイン事務所にハンティングされたのち、可愛い奥さんと結婚して、個人営業主になった本物の天才でした。
学校に勤めだした経歴も、校長から自由に過ごして構わないから収入の一つとして、来てくれないかというものでした。
面白いのは、ここからです。

その先生の経歴を知ってからというもの、その男の子は先生(男の人)に憧れを抱き、自慢するのを一切やめてストーカーしはじめました。
先生の来ている服から靴からあくせさりーまでを買いあさっていました。
そしたら、案の定。
先生と自称天才の男の子が上下全て同じ服を着て学校に登校することがありました。

そしたら、その男の子はこういったのです。
私は凡人でした。けれど、先生の事を愛しています。
奥さんと別れてずっと一緒にいてくれませんか。と
あまりにも真剣に言うものだから、私は笑いがこらえきれなくなってしまい。
クスクス笑いだしてしまいました。
また男のくせに、愛していますといったのが面白かったですし、男の子と先生が、上下同じ服だったので、そこも笑いのツボでした
デザイナーの先生は苦笑い状態で流していましたけど。
こんな展開あるんだなというのが、正直印象に残っていて面白かったです

 

おしまい

 

 

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