『SING~シング~』映画レビュー~「それは、人生を変えるステージ。」

 

今回は、洋画『SING~シング~』のレビューをおとどけします。
まずは、ストーリーからご紹介します。

 

 

STORY

 

 

かつては大入り満員の日が続いていた劇場も、今は不調続きでスタッフのギャラも払えないほどの窮地に立たされています。起死回生の策として、支配人のバスター=ムーンが考え出したのは、スター発掘オーディションでした。

10万ドルの賞金が話題となって、多くの参加希望者が集まるなか、予選を突破したのは、歌が好きな主婦のロジータ、ダンスに夢中で空気が読めないグンター、ギャングのボスである父親に歌手になる夢を打ち明けられないジョニー。また、彼氏に振られて傷心のロックシンガーのアッシュ、体は小さいのに誰よりも態度が大きい、トラブルメーカーのマイク。

他には、気が小さくて人前で歌えないミーナなど、どこか欠点のある面々ばかり。

それでも皆は、本戦に向けてリハーサルを繰り返し、舞台に立つ日を夢見ていました。しかし、本番まであと少しという時に事件が起こってしまうのでした……。

 

REVIEW

 

登場人物たちは、一流のエンターテイナーを目指していますが、あと一歩でくすぶっていました。
そんな彼らの隠れた才能を見抜き、背中を押してくれたのが、どんな時でも前向きな支配人・バスター=ムーンでした。

また、予選を通っても、メンバーの仲が悪くて解散したり、緊張しすぎて実力を出し切れなかったり。アクシデントに見舞われたり、運がなかったりして、チャンスを逃すこともあります。ショーの舞台に立つためには、単に実力があるだけではなく、出会いや運、協調性、自信を保ち続ける強いハートも必要だという部分も描かれています。

もちろん、この作品の一番の見どころは、歌です。字幕版でも吹き替え版でもクライマックスの歌のシーンは素晴らしく、心が躍って見ごたえ充分でした。

しかし、難を言うならば、歌の素晴らしさが良くも悪くも期待通りで、驚きがありませんでした。また、一人ずつのエピソードが短めで、そこまでの背景が分かりづらく、逆境や悩みはねのけて栄光を掴んだ感じが伝わってきませんでした。

そのような理由で評価は少し厳しめの星3.5とさせて頂きます。

 

 

K・Kazのこの映画の評価3,5

 

(本ブログでの、レーティング評価の定義)

☆☆☆☆☆(星5) 93点~100点
☆☆☆☆★(星4.5) 92点
☆☆☆☆(星4) 83点~91点
☆☆☆★(星3.5)80点~82点
☆☆☆(星3) 69点~79点)

監督/ガース・ジェニングス
製作国/ アメリカ
公開/2017年3月17日(日本)
出演者/マシュー・マコノヒー
リース・ウィザースプーン
セス・マクファーレン
スカーレット・ヨハンソン
ジョン・C・ライリー
タロン・エガートン

 


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レビュー執筆者

K・Kaz

 

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