writer/K・Kaz
今回は、洋画の『コヨーテ・アグリー』をご紹介させていただきます。
STORY
ニュージャージー州サウス・アンボイのピザ屋で働くヴァイオレットは、ソングライターになるために、ニューヨークへと旅だちます。
希望を胸を膨らませながら、デモテープをレコード会社に配る日々がつづきますが、相手にされません。
そんなヴァイオレットに、追い打ちをかけるような出来事がおこります。
自宅が空き巣の被害にあってしまい、持ち金のほとんどを盗まれてしまうのです。
そんなある日、ヴァイオレットは、偶然入ったダイナー(大衆食堂)で、景気よく金を使う女達を見かけます。
彼女達がクラブ「コヨーテ・アグリー」のバーテンダーだと知ったヴァイオレットは、バーの扉をたたきます。
しかしそこは、バーテンダーがカウンターで踊りまわる過激なバーでした。
最初は、ビクビクしていたヴァイオレットでしたが、段々とシンガーとしての自分をさらけ出してゆくことになります。……
REVIEW
田舎から出てきた女の子が、傷つきながらもワイルドになって昇りつめてゆく姿が、気持ちいい作品です。
作品中で使われている音楽も素晴らしく、一曲一曲がパワフルで元気が出てきます。
ヴァイオレットを支えてくれる周りの仲間達や、男手一つでヴァイオレットを育ててくれた父親の、不器用ながらも温かい応援も、映画を見る人にまで元気をくれる程にストレートに心に響いて興奮する作品です。
とても素敵な作品なのに、余り知られていないのが残念です。
K・Kazのこの映画の評価4.5
(本ブログでの、レーティング評価の定義)
☆☆☆☆☆(星5) 93点~100点
☆☆☆☆★(星4,5) 92点
☆☆☆☆(星4) 83点~91点
☆☆☆(星3) 69点~82点)
製作国/アメリカ
監督/デイビット・マクナリー
公開/2000年
出演者/パイパー・ペラーボ
アダム・ガルシアほか
上映時間/101分
writer/K・Kaz