writer/にゃん子
『東京タラレバ娘』は、東村アキコ(1975年生~)のマンガです。
2014年1巻を発表、全9巻まで刊行されています。
第9回マンガ大賞のノミネート、2017年にテレビドラマ化された作品です。
STORY
「タラレバばかり言ってたら こんな歳になってしまった」
倫子は、気がついたらアラサ―になっていました。
2020年の東京オリンピックが決まった年、オリンピックまでには結婚したいと思いますが……。
REVIEW
東京に住む、独身の、アラサ―3人女子たちのラブコメディーです。
いい男と結婚したい。けれど、今はその対象がいない彼女たちは3人いつもツルんでいます。
2020年のオリンピックが決まった年に、「オリンピックまでまさか独身でいることになるの?!」と彼女たちは焦り出します。
これまで、3人女子だけでツルんでいた時間が長かったから、彼女たちは、恋愛の仕方がわからなくなっていて、結局焦りはするけれど、3人であいかわらずツルんでいる彼女たち。
別れた彼氏が登場したり、いいなと思った男が妻帯者だったりと、なかなかうまくいきません。
ズバズバ言う若いイケメンモデルの男が登場してきて、本質をついたことを言ってくるので、「女って大変だね」と思います。
東京タラレバ娘 コミック 1-7巻セット (KC KISS)
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辛辣な言葉をはくレバちゃんとタラちゃんというキャラクターが登場してきてカワイイです。
けれど、あまりにも本質をついているので、読んでいるこっちもイタイです。
昨今の、大人女子を持ち上げる風潮とは違って、誰もが避けていたような話題を、歯に衣着せぬもの言いで、ドンドン出してくるので、読んでるこちらも気をはっていないと、ボロボロになりそうです。
気持ちが明るいときに読まないと、こちらも暗い気分になってしまうかもしれません。
それぞれの恋愛話みたいなものも入ってくるので、そこは現実的というより、マンガっぽくなってくるから、マンガの楽しさもある作品です。
レビュー執筆者紹介
30代女性。
ネコが大好き。フクロウも大好き。ヒョウモントカゲモドキ(ヤモリ)も大好き。