writer/にゃんく
タイ旅行記2です。
タイ旅行記1では、タイ語幼稚園児レベル。なおかつ、英語2歳児レベルのぼくが、いかにグーグルに助けられたか、という話をしました。
ほんとうに、グーグル翻訳・グーグルマップ・ラインの3アプリは、現代の三種の神器という感じで、これらの無料アプリをもっていれば、世界中行きたいところへ、いつだって自由に行けるという感じがします。便利な世の中になりました。
とはいえ、タイ人と会話するのに、いちいちアイポッドに文字を打ち込みながら、グーグル翻訳を使うわけにはいきません。事前の語学勉強は必須です。
ぼくは、タイ語を勉強しはじめて、まだ三ヶ月です。なので、ほぼ幼稚園児レベルです。
タイ語の語彙数は、日本語の5分の1だという話がどこかに書いてありました。ほんとうかどうかわかりませんが、たぶん本当なのでしょう。
語彙数が少ないということは、覚えることが少ない分、比較的、努力すれば早く話すことができる言語だということですね。
タイ語の基本的なあいさつの言葉は、『サワディー・カップ』です。これは、「おはよう」「こんにちわ」「こんばんわ」。どのシーンでも使える重要な言葉です。お店に入ったら、『サワディー・カップ』。人と会ったら、『サワディー・カップ』。絶対使うことばです。
日本語では、『サワディー・カップ』に対応する言葉からして、すでに3つあります。「おはよう」「こんにちわ」「こんばんわ」ですね。あいさつからして、日本語では、3パターンの言葉を覚えなければなりませんが、タイ語では、『サワディー・カップ』1つでいい。
こんなところから考えても、やはりタイ語に比べて、日本語の語彙数が多いというのは、本当なのかもしれません。
今回、ぼくがタイに行ってみたいと思ったのは、ほかでもありません。タイを舞台にした、おもしろい小説を読んだからです。
片山恭一著『愛について、なお語るべきこと』。
これ読んで、タイに行きたいと思いました。
レビューも書いていますので、興味があれば、ぜひ読んでみてください。本当に面白いです。これ読むと、タイの雰囲気がつかめます。
さて、タイです。
行く前には、いろんなイマジネーションが頭のなかに渦巻いていました。
ネットで下調べすると、たくさん出てきます。
タクシーにはボッタクられるから、乗っちゃいけないとか。
言い寄ってくる人は詐欺師だから、気をつけろとか。
蚊に刺されると(病原菌が)ヤバいよとか。
屋台で売っている物を食べるとお腹をこわすから、正露丸を持っていけとか。
野良犬がけっこうウロついているから、噛まれないようにとか。
ハトがすごい病原菌をもっているから、引っかかれないように気をつけて、とか。
夜中出歩くと危険だとか。
体にぶつかってきて、クレジットカードの磁気情報を盗んでくるやつがいるから、気をつけろとか。
ギャングとかの襲撃には気をつけろとか。
ここまで言われると、ハッキリ言いまして、ホテルから一歩も出られないです。
しかし、せっかく旅行に来たのに、ホテルの部屋で震えているのももったいないです。
ここは、勇気をだして、部屋から出ねば。
そういうわけで、バンコク初日です。ホテルに到着後、夕方になりました。
バンコクの何処をうろついていたかっていう話を書くと、現地の人にまずいかも知れないので、地名は伏せておきます。(このブログを読んで、捜査当局のメスが現地に入ったりはしないとは思いますが)。
ある通りで、ナイトマーケットが開催されていました。
店ごとに、いろんな物が売られていました。
高級時計のロレッ○スの時計とか。
ロレッ○ス、たくさん並べられていました。デイトナとか、サブマリーナ―の緑色とか。日本のロレッ○ス正規店では、ほとんどお目にかかれないアイテムです。
ロレッ○スの正規店に行っても、いつも品切れで、売っていません。
デイトナに関しては、人気のステンレス製のもので、定価は、120万円くらいのアイテムなのですが、中古で200万円くらいで売られているという、モンスター的な商品でもあります。
人気があるんですね。だから、新品なんかは、店頭に並んだ瞬間に売れてしまいます。
何処へ行っても手に入らないそのデイトナが、ここ、タイで売られています。
ぼくが店のスタッフの人にデイトナの値段を聞くと、日本円にして、だいたい1万2千円くらいという回答でした。
定価120万円のアイテムが、1万2千円?!
実はこれ、全部パチモン(ニセモノ)なんですね。
本物と比べて見ていないので、どれくらい似ているかはわかりませんが、サブマリーナ―の緑色なんかは、本物そっくりでした。デイトナに関しては、本物より、少し大きいかな? という印象を持ちましたが、そもそも、本物自体に出会った経験が1,2回しかありませんので、似ているかどうか確かめようもありません。
値切ってみて、5千円くらいになったら、買ってもいいかなって考えましたが、とりあえず、その場はそれで立ち去ることにしました。
そして、2日後に、同じ店に顔を出してみたところ、デイトナのニセモノは、売れてしまったのか、すでにありませんでした。
他にも、サブマリーナ―の緑色はまだありましたが、2万円以上したので、買うのはあきらめました。ニセモノに2万円出すのは、ちょっとどうかな?と思ったからです。すぐに壊れる、なんていう事態も考えられるわけですからね。
(ちなみに、海外からニセモノのブランドをもって帰ると、飛行機に乗る前などに没収されてしまう可能性もあるみたいです。)
すこし欲しいなと思ったけれど、ニセモノはやっぱりマズいから買うのをやめたっていうことにしておきます。
そんなこんなで、タイのマーケットはおもしろいです。ブランドアイテムのニセモノが、平気で売られています。日本には、そういう店は、見かけたことがないです。当たり前の話かもしれませんけれど。
にゃんく
にゃんころがりmagazine編集長。
X JAPANのファン。カレーも大好き。